【あの日のごはん】小さな失態、正反対のタコライス

やってしまった。私は本当にこういうことがよくある。

今日は簡単なごはんで済ませようということになり、レトルトのタコライスを食べることにした。あまり東京では売っていないけれど、夫の実家である沖縄ではレトルトのタコライスがスーパーに普通に並んでいる。これが私は大好きで、さらに大好きということを公言しているので、沖縄の家族がよく送ってくれるのだ。

そんなわけで、タコライスの具を温め、その間にご飯をお皿に盛り付けた。そこまではよかった。しかしここで思わぬ失態を犯してしまった。レタスを敷く前に、具をご飯の上に乗せてしまったのだ。

もう取り返しがつかない、上からレタスを乗せるしかない。仕方がないので、具の上にチーズをまぶし、その上からレタスを乗せた。チリソースはレタスの上からでも間に合うので、最後にかけた。

レタスをかぶせてしまうと、もう何の料理だかわからない。レタス側もびっくりだろう。本来ならば彩りを加える仕事をするはずだったのに、まるで要塞のように具を守る役割をさせられるとは。申し訳ない、不徳の致すところである。

「順番を間違えた、ごめんね」と夫に伝えると、夫は全然気にしていないようだった。「別にいいよ~」などと言いながら、パクパク食べ始める。一瞬でなくなる。気にしていたのがばかみたいだと思うくらいに、早かった。

私も私で、いざ食べ始めると味はタコライスで美味しいので、どんどんどうでもよくなってくる。まあ、美味しいからいいか、という気持ちになってくる。

ぺろりと平らげたお皿には、もうレタスの要塞もない。こんな失敗したごはんのことなんて、まさに明日には忘れそうだ。

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